ロシア語の習得に必要な学習時間と難易度を調べてみた。

日々ロシア語の独学を進めている中で、どのくらいの学習量をこなせばロシア語の中級者程度に達することができるのか?

そしてロシア語の難易度を調べることにした。


ロシア語を含めた言語の学習はとても根気が必要なものである。

そのため、多くのロシア語の学習者が”ロシア語習得にはどのくらいの時間がかかるの?

若しくは、ロシア語の難易度はどのくらいなの?”という質問をするようだ。

事実、インターネット上にはそのような質問に対する答えが乗っている。 一般的には、ロシア語を含む外国語の習得には6か月から10年ほどかかるといわれているようだ。

しかし、ほとんどの人が外国語を簡単に早く習得したいと考えているためインターネット上には1日から2週間程度でロシア語を習得することが可能だという情報が掲載されていることがある。

この記事を読んでいるあなたはこのような情報を鵜呑みにしていることはないと思うが、まあやってみるのも悪くはないと思う。

しかし、この記事では実際には外国語を習得するのにどのくらいの期間にわたり学習し続けることが必要なのかを検証する。

ロシア語を習得の難易度

ロシア語の難易度はレベル4に分類されている

その研究では、ロシア語を含めた様々な言語が習得難易度によって5つにグループ分けられているなか、ロシア語の難易度はレベル4に分類さている。

米国国務省機関において外務職員局が英語話者による様々な言語の学習時間を測定した結果が報告されている。

レベル4にはロシア語のほかにもにもペルシャ語やトルコ語、ヘブライ語などの言語があげられているが、これらの言語もロシア語同じように習得するのが難しいとされているようだ。

上記の表によれば、レベル4にはロシア語のほかにもにもペルシャ語やトルコ語、ヘブライ語などの言語があげられているが、これらの言語もロシア語同じように習得するのが難しいとされているようだ。

私達の言語である日本語はさらに上のレベル5である。

しかし、上記の難易度は英語話者のデータをもとに作成されたものであり日本語ではないことを留意したい。

ロシア語を習得するために必要な学習時間は1100時間

グループ4の言語はおおよそ習得までに1100時間の学習が必要

上記の画像を見てもらえればわかるが、ロシア語が含まれているグループ4の言語はおおよそ習得までに1100時間の学習が必要だと示されている。

しかし、この表を見ただけでは1100時間の学習でどれほどのロシア語が身につくのかを理解するのは難しい。

そのため、今度は1100時間の学習でどれほどのロシア語が身につくのかを紹介する。

ロシア語の習熟度には5段階のレベルがある。
一般的に1100時間の学習ではレベル3に到達できるといわれている


ロシア語の習熟度には5段階のレベルがある。一般的に1100時間の学習ではレベル3に到達できるといわれている。

このレベル3に差し掛かると、自信をもってロシア語を理解できると他言することもできるようだ。

もっと言えば、レベル3ではロシア語で次のようなことができるようになる。

  • 会話に参加することができる
  • つまずきなく会話ができる
  • 他人が何を言っているのかを理解できる
  • 十分な語彙力を持つ
  • 文法のミスが目立たない
  • 発音は不自然であるがコミュニケーションは問題なくとれる

すなわち1100時間ほどの学習時間で日常的なロシア語でのコミュニケーションをとることができるなるといえよう

もし、あなたが週に20時間ロシア語を学習すれば1年半でロシア語の中級者になれるということだ。

つまり、完璧ではないが中級者(日常会話)ほどのレベルに1100時間ほどの学習でたっすることができるようだ。

ただし、この1100時間というのは平均学習時間のため個人差があることは忘れないでほしい。

ロシア語ってどのように勉強したらいいの?ロシア語独学方法

2300語が中級レベルのロシア語(日常会話)に必要

先ず最初に、日常会話(中級レベル)すなわち1100時間の学習で期待できるロシア語のレベルとはどの程度のものなのかを具体的に定義したい。

ヨーロッパ言語共通参照枠というのを知っているだろうか?

これは、外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインだ。
このガイドラインをベースに以下のようなテーブルが作成された。

外国語の学習者の習得状況のレベル

上記のテーブルによれば、B1から上が日常会話以上のレベルであると思われる。

CEFRにおける日常会話レベルの言語運用能力をB1であると仮定しよう。

海外のページで以下のような資料を発見することができた。

ロシア語のにおいては2300語が最低でもB1レベルで要求される

上記の画像を見ればわかると思うが、B1の隣に2300と数字が記されていることがわかるはずだ。

実はこれが、ロシア語においてB1レベルに達するのに最低限必要な語彙数である。

というのも、英語の場合は同じB1レベルでも必要な語彙数が違うのだ。

英語においてはB1レベルで1200語の能動語彙、2500語の受動語彙が要求される


注:
能動語彙-実際にSpeakingやWritingで書いたり話したりする必要がある単語
受動語彙-リーディングなどで見て意味がとれたらよい単語

結論から言えば、ロシア語における日常会話に置いて最低限必要な語彙数は2300語であということがわかった。

おすすめのロシア語単語帳〜中級に必要な2300語を効率よく学習

最新ロシア重要単語2200 白水社

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上記の単語帳はCEFR B1までの単語を網羅している。この2300語を身につけるためには以下の単語帳が最も効果的だ。

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これなら覚えられるロシア語単語帳 NHK出版

これなら覚えられる! ロシア語単語帳

初学者が一番最初に手にする単語帳として相応しいと思う。
ちなみにこの単語帳は、1600語のロシア語単語が収録されている。

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ロシア語分類語彙集 大学書林

ロシア語分類語彙集

6000語収録されている上に収録語彙のレベルも高い。
政治・通信・文化と学術・国民生活など9編71項目に分類されている。

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Tinycard 

TinyCardは語学の勉強に便利な無料のフラッシュカードアプリ

ロシア語に関してはDuolingo公式のカードデッキが用意されていておよそ1500ほどロシア語の基礎単語を無料で身につけることができる

この1500という語彙数はCEFRでいうところのA2からB1レベルの間くらいだ。

また、A2からB1の語学運用力は日常会話以上のレベルであると考えられる。

TinyCardでは写真から言葉を学べるようなフラッシュカードが多数あるので工夫して使え記憶に定着しやすく、学習効果がアップする。

結論

英語話者の場合、ロシア語の難易度はペルシャ語やトルコ語、ヘブライ語などの言語と同等とされている。

ロシア語の難易度を1-5で評価した場合ロシア語の難易度は4段階だ、そして日本語、中国語などの言語が5段階にあたる。

しかしこれはあくまで英語話者にとっての難易度であって日本語を話す私たちにとっての難易度とは乖離がある。

我々日本人にとってはロシア語は最も習得するには難しい言語のひとつだといえよう。

一般的には1100時間の学習によってロシア語でのコミュニケーション能力をゼロから中級レベル(日常会話)まで上げることができる。

中級レベルの定義をCEFRにおける日常会話レベルの言語運用能力であるB1だと仮定した場合2300語の語彙習得がロシア語の日常会話をこなすために最低限必要なのだ。